詳解Objective-C 2.0の書評

 Objective-CはMacにおけるアプリケーション開発で欠かせない言語です。本書は、Objective-Cについて詳細に解説した数少ない参考書です。よく巷にあるiOSアプリの参考書では、作り方はなんとなくわかるのですが、プログラミング言語の細かい仕様がよくわかりません。アプリが作れればそれでいいかもしれませんが、やはり細かな点をしっかり理解しておかないと気持ちが悪くなるのはわたしだけではないと思います。このようなiOSアプリの真髄を極めたい方に本書はおすすめです。

 本書では、クラスの解説はもちろんのこと、動的結合やガベージコレクションといったメモリ処理まで幅広く詳細に解説しています。ページ数も600ページ以上あり、内容は充実しています。そのため、辞書として使用でき、Macアプリの開発をしている方にはぜひ手元においておきたい書籍です。ただし、本書の内容は決して容易ではありません。コード例やイラストも多くはないので、はじめてObjective-Cに触れる人はもっと容易な参考書とセットで読み進めることをおすすめします。

 本書は書籍版はもちろんのこと、電子書籍での販売もあります。Kindleショップで売っているので、購入すればあなたのスマホやパソコンで素早く読むことができます(ただし、クラウド化しているのでネットにつながっていないと読めませんが)。わたしも、電子書籍版で購入して読んでいます。ただ、本書の電子版はただ書籍をスキャンしただけなので、決して読みやすくはありません。例えば、スマホで読むにもA4サイズなのでかなり読みにくいです(ただし拡大すればそこまで問題無いです)。ただ、600ページ以上もあり持ち運びは不便だと思いますので、基本的に電子書籍をおすすめします(というか私は書籍をもたないと心に決めている)。

おすすめ度:★★★★★

わかりやすさ:★☆☆☆☆

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著者:安井 真人(やすい まさと)