C#のプログラム実行のきまりと四則演算

C++のMain関数と同様に、C#のプログラムを実行するときにスタートする場所の規定があります。この規定についてここでは簡単に説明し、C#のプログラムを実行できるようにします。

簡単なC#プログラム

はじめに以下のようにプログラムを作成してください。

class Sample
{
	static void Main()
	{
		System.Console.WriteLine("Hello world");
	}
}

これを実行すると以下のようになります。

Hello world

C++がmain関数から実行されるように、C#は「static void Main」から実行されます。このMainにある{}内に命令を書いていくことになります。{}内にあるSystem.Console.WriteLineにより、コンソールに文字列「Hello world」を出力することができます。Hello worldの文字列を変えると、コンソールの出力も変わるので試してみてください。

class、staticなど色々ありますが、ここではこれらの用語を理解しておかなくても問題ありません。static void Mainから開始されることをきちんと覚えておきましょう。

コメント

プログラムを見るだけだと意味がよくわからなくなります。そこで、C#にはコメントという機能があります。コメントをコードにつけることで、コードをわかりやすくすることができます。コメントは

  1. //コメント
  2. /*コメント*/

の2種類あります。前者はスラッシュ2つより後ろがコメントになります。多数の行に対してコメントすることができます。後者は/*と*/で囲んだ部分がコメントになります。これならば多数の行に対してコメントすることができます。例えば先程のプログラムを以下のようにしてコメントを付け加えることができます。

class Sample
{
	/********************************
	 * Main関数
	 ********************************/
	private static void Main()
	{
		System.Console.WriteLine("Hello world"); //Hello worldを表示
	}
}

四則演算

せっかくプログラミングするので、簡単な計算をさせてみましょう。C#では四則演算が以下のように定義されています。

  1. 足し算:+
  2. 引き算:-
  3. 掛け算:*
  4. 割り算:/

掛け算がアスタリスクなので注意しましょう。これらの四則演算を使うと、以下のようにしてコンピュータに計算させることが可能です。

class Sample
{
	private static void Main()
	{
		System.Console.WriteLine(1 - 3 * 2 / 2);
	}
}
-2

このプログラムでは、

 1-3\times 2/2=-2

を計算させています。通常の計算と同じように足し算や引き算よりも掛け算と割り算が優先されて計算されます。

変数

コンピュータにはメモリという値を記憶する素子があります。この素子も簡単に使用することができます。例えば、1と2を記憶しておき、1+2の値をさらに記憶し、出力するプログラムを作ってみます。

class Sample
{
	private static void Main()
	{
		int a, b, c;//変数の準備
		a = 1;      //変数aに1を代入
		b = 2;      //変数bに2を代入
		c = a + b;  //変数cにa+bを代入
		System.Console.WriteLine(c); //cを表示
	}
}
3

記憶する素子のことを「変数」といいます。ここではa,b,cの3つの変数を用意しています。変数は以下のように様々な型があります。

意味 サイズ(バイト)
bool 真偽 1
byte 符号なし8bit整数 1
char Unicode16bit文字 2
short 16bit整数 2
double 倍精度実数 8
float 実数 4
int 32bit整数 4
long 64bit整数 8
uint 符号なし32bit整数 4

変数の性質によって、プログラマーがどの型を使用するかを決定します。今回はintという整数型を使用しています。変数を定義するには「型 変数名;」とすればいいです。複数の変数を定義したい場合は、「型 変数名1,変数名2;」とカンマで区切ります。今回は

int a,b,c;

により3つの変数を定義しています。

変数の定義が終わったら、数値をこれらの変数に代入します。代入の仕方は「変数=数値;」となります。今回は変数a,bにそれぞれ1と2を代入し、cに変数aとbの和を代入しています。

著者:安井 真人(やすい まさと)