IPとポート番号

パソコン間をつなげたものがネットワークです。

しかし、単につなげただけでは情報のやり取りができません。

情報をやり取りするには、通信したい相手を見つけるための取り決めが必要です。

ここでは、通信相手を探すためにかかせないIPとポートについて解説します。

IPとは

IPとはInternet Protocolの頭文字をとったものです。日本語で「インターネットの取り決め」となります。

IPは接続したい相手を探すために必要な取り決めです。

IPアドレス

通信したい相手を見つけるために、インターネットに接続されているパソコンにはIPアドレスが割り当てれれます。

IPアドレスは

192.168.0.1

といったように4つの区切られた整数値で表されます。

各整数値は0から255の範囲です(つまり8ビット)。

256^{4}=4294967296台(約40億)

のパソコンにアドレスを割り当てることができます。

(世界の人口が70億人(2013年)くらいなのでいずれ枯渇することは間違いありません。そのためIPアドレスの数を長くしようとしたのがIPv6(IP version 6)です。)

あなたのパソコンにもIPアドレスが割り当てられています。windowsの場合は、コマンドプロンプトで「ipconfig」と入力してエンターを押せばIPアドレスがわかります。Macの場合は、「アプリケーション->ユーティリティー->ネットワークユーティリティ」より確認できます。

ドメイン

IPアドレスは数字だけで覚えるのがたいへんです。例えば、インターネットに接続してGoogleのページを開く時を考えてみましょう。

まず、ブラウザを立ちあげて、Googleのページを公開しているサーバーのIPアドレスを入力する必要があります。

しかし、IPアドレスは数字なので覚えるのがたいへんです。

そこで登場するのがドメインです。

ドメインはIPアドレスの代わりに使用できる文字列です。

Googleの場合は

google.com

となります。google.comがIPアドレスの代わりをしてくれるのです。

DNSサーバー

ドメインがわかったらIPアドレスがわかります。

しかし、どのようにドメインからIPアドレスを取得すればいいでしょうか。

各パソコンにIPアドレスとドメインの対応表があればいいのですが、数多くあるドメインを個人のパソコンで管理するのはたいへんです。

そこで、DNSサーバーというIPとドメインを変換してくれるためのパソコンが存在します。

DNSとはDomain Name Systemの頭文字をとったものです。日本語で「ドメイン名用のシステム」となります。

DNSサーバーを用いたドメインの変換手順は以下のようになります。

  1. DNSサーバーのIPアドレスより、DNSサーバーに接続する
  2. DNSサーバーがドメインをIPへ変換し、返す
  3. 目的のIPアドレスを用いて、目的のパソコンへ接続する

これでドメイン名からIPアドレスへ変換できますね。

ただし、DNSサーバーのIPアドレスを知っておく必要があります。

ポート

IPにより、特定のパソコンとやり取りできるようになりました。

しかし、お互いのパソコン通しが認識するだけでは問題があります。

例えば、あるパソコンAのソフトAが、別のパソコンBで起動しているソフトAへ接続したいとします。

この場合、IPによりパソコンAはパソコンBと接続できます。

しかし、パソコンBのどのソフトと接続すればいいかわかりません。

言い換えると、パソコンBがソフトA,B,Cを起動している場合、ソフトAからCのどれに接続すれば以下わからないのです。

そこで、ポートを使用します。

ポート番号をソフトへ割り振ることで、特定のソフトを指定できます。

例えば、パソコンBのソフトAのポート番号が1000なら、パソコンAはパソコンBのIPとポート番号1000を指定すれば、目的としたパソコンのアプリケーションへ接続できます。

これがポートの役割です。

まとめ

以上のことを簡単にまとめると、ある特定のパソコンのソフトへ接続する際は

  • IPアドレス
  • ポート番号

が必要だということです。

著者:安井 真人(やすい まさと)