配列の使い方
2014年1月18日:C#
C#での配列とC++での配列は異なります。
なぜなら、C#の配列はクラスとして利用するからです。
そのため、C++以上に高機能な配列となっています。
ここでは、C#における配列の使い方を解説します。
定義
C#では配列はクラスなので、配列用クラスを定義すればOKです。例えば
int[,] a=new int[2,4];
とすれば、2×4の配列クラスaが定義されます。これで2×4の配列を扱えるようになります。たとえば
a[0,0]=0;
a[0,1]=3;
のように使用します。一次元配列の場合は
int[] a=new int[3];
のようにします。はじめに初期値を設定したい場合は
int[,] a={{0,1,2},{3,4,5}};
と設定できます。この場合は、2×3の配列が作成されます。
要素をソートして表示する
配列をクラスとして扱えることで、配列は様々な便利機能をもっています。ここではその便利機能の一つとして、配列要素のソートを紹介します。
以下のようにプログラムを組んでください。
class sample { public static void Main() { int[] a = { 3, 2, 5, 4 }; Array.Sort(a); for (int i = 0; i < a.Length; i++) { Console.WriteLine(a[i]); } } }
結果は「2,3,4,5」と表示されます。このプログラムでは
Array.Sort(a);
でaの要素をソート(小さい順に並び替える)をしています。もし、大きい順にソートしたい場合は
Array.Reverse(a);
とします。そして
for(int i=0;i<a.Length;a)
でi=0から配列数-1でループして要素を表示しています。配列クラスのオブジェクトaの変数Lengthを利用しています。
著者:安井 真人(やすい まさと)
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