数学関連の関数まとめ
2012年12月12日:C言語
sin,cosなどの数学でよく使う関数をプログラムで使う方法を紹介します。
まず、関数を使うために
#include <math.h>
でインクルードする必要があります。
これで、以下に述べる数学の関数を使うことができます。
三角関数
三角関数は以下のようになります。
double sin(double arg);
double cos(double arg);
double tan(double arg);
三角関数の逆数は以下のようになります。
double asin(double arg);
double acos(double arg);
double atan(double arg);
tanの逆数にはatanの他に
があります。y/xの逆正接を返します。
指数関数
指数関数には以下のようになります。
double exp(double arg);
double pow(double base,double exp);
double sinh(double arg);
double cosh(double arg);
double tanh(double arg);
ここで、powはbaseのexp乗を返します。ですから、
pow(2.0,4.0);
とすれば、2の4乗を返すので、16を得ることができます。
平方根
平方根は
で得ることができます。
対数関数
対数関数は以下のようになります。
double log(double num);
double log10(double num);
ここで、logは自然対数を返し、log10は常用対数を返します。
切り捨てや切り上げなど
はnumの絶対値を返します。
はnumを上回らない整数を返します。例えば、-0.1なら-1を返し、1.2なら1を返します。
はnumを下回らない整数を返します。例えば、-0.1なら0、1.2なら2を返します。
著者:安井 真人(やすい まさと)
@yasui_masatoさんをフォロー