Javaにおける条件分岐-if-
2013年2月23日:Java
条件分岐の基本であるifをJavaでどのように使用するかを説明します。
プログラムを記述する際に、必ずといっていいくらい使用するifです。
必ずマスターして使いこなせるようにしましょう。
プログラムを作成する
内容
numberの値が
- 100以上なら、「数字は100以上です。」
- 100未満50以上なら、「数字は100未満50以上です。」
- 50未満なら、「数字は50未満です。」
を表示するプログラムを作成しましょう。
コーディング
ボタンを押した際の操作を以下のようにコーディングしていきます。
class Test { public static void main(String[] args) { int number=90; if(number>=100){ System.out.println("数学は100以上です"); }else if(number>=0){ System.out.println("数学は100未満50以上です。"); }else{ System.out.println("数学は50未満です。"); } } }
解説
if文の文法は以下のようになります。
if(条件1){ 命令1 }else if(条件2){ 命令2 }else{ 命令3 }
もし、条件1が満たされたら、命令1を実行します。
条件1を満たさないで、条件2を満たしたら命令2が実行されます。
そして、条件1も2も満たさない場合は、命令3が実行されます。
今回コーディングした内容では条件1を
number>=100
としており、numberが100以上の場合は
System.out.println(“数字は100以上です。”);
が実行されます。「>=」は以上を意味し、関係演算子と呼びます。
関係演算子を以下の表にまとめます。
>=より大きいか等しい
演算子 | 意味 |
== | 等しい |
!= | 等しくない |
< | 小さい |
> | 大きい |
<= | より小さいか等しい |
関係演算子の他にも論理演算子というものがあります。
例えば、
if(!(number>=100)){
なら、numberが100以上でないならば実行するという意味になります。
他にも
if((number>=100)&&(number<200)){
なら、numberが100以上かつ200未満なら実行という意味になります。
このように!や&&を論理演算子といいます。
論理演算子を以下の表にまとめます。
演算子 | 意味 |
&& | 両方真の場合、真 |
|| | どちらかが真のとき真 |
^ | 片方だけ真のとき真 |
! | 真のとき偽、偽のとき真 |
著者:安井 真人(やすい まさと)
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