JavaでOpenCVを使う
2014年2月11日:Java
Javaで画像処理ライブラリであるOpenCVを使う方法を解説します。
OpenCVのダウンロードとインストール
以下のページからOpenCVをダウンロードします。
もうすでにOpenCVをインストールしている人は飛ばしてください。
あとは、EXEファイルができるので、実行してインストールします。
インストールするフォルダはCドライブの下に、フォルダをつくって展開してください。
あとはdllファイルをjavaを実行する際に使用するので、パスを通しておきます。
システムの詳細設定で、ユーザーの環境設定のPATHに
opencv\build\javaにあるx64かx86
を自分のjavaの環境にあわせてパスを設定してください。
こちらはjavaが64ビットなので、x64を設定しました。
OpenCVの使い方
これでもうOpenCVを使えるようになります。さっそく以下のようにプログラムして実行しましょう。
import org.opencv.core.Core; import org.opencv.core.CvType; import org.opencv.core.Mat; import org.opencv.core.Scalar; import org.opencv.highgui.Highgui; public class Test{ public static void main(String[] args){ System.loadLibrary(Core.NATIVE_LIBRARY_NAME); Mat redImg=new Mat(100,200,CvType.CV_8UC3,new Scalar(0,0,255)); Highgui.imwrite("test.jpg",redImg); } }
実行の仕方は
javac -classpath “C:\保存したフォルダ\opencv\build\java\opencv-バージョン.jar” Test.java
です。ここでjarファイルを使用するので、場所を確認しておいてください。
保存したフォルダとバージョンの部分は自分がインストールしたOpenCVの場所とバージョンに合わせてください。
コンパイルが終わったら、
java -cp .;C:\保存したフォルダ\opencv\build\java\opencv-バージョン.jar Test
で実行します。すると、test.jpgが作成されます。
毎回、クラスパスを設定するのはめんどうなので、システムの詳細設定にクラスパスを設定します。
以下のようにCLASSPATHという変数をつくって、パスを設定します。
これで、
javac Test.java
java Test
で実行できます。
Eclipseで使用する場合
Eclipseで使う場合は、メニューの「プロジェクト>>プロパティー」のJavaのビルド・パスより
ライブラリ>>外部Jar追加
でopencv-バージョン.jarを追加してください。
あとは、普通に使えるようになります。
著者:安井 真人(やすい まさと)
@yasui_masatoさんをフォロー