PHPにおける変数と出力

PHPの基礎となる変数と出力について解説します。C言語などは変数の型を定義して使用します。例えば、int型やfloat型など。一方、PHPでは変数を宣言しなくてもコンパイラが自動で変数を認識してくれるという仕組みになっています。ここではこの特殊なPHPの変数の扱いについて学びます。

変数の入力

C言語では、「int,float」などを使って変数をはじめに定義しますが、PHPではその必要はありません。いきなり使えばいいです。そして、使い方は

$a=3;
$b='文字です';

のように

$変数名=値;

という具合に変数を表記します。あと、C言語と同じように命令の最後には「;」をつけることをお忘れなく。

型は自動認識してくれるのですが、intと文字型を同時に使用することはできません。PHPの型は以下のものがあります。

  1. boolean:真偽用変数。if文で多用する。
  2. integer:整数型。例えば1,4,-100など。
  3. float:実数型。例えば0.12,-10.5など。
  4. string:文字型。
  5. array:配列型。
  6. object:オブジェクト型。
  7. resource:関数によって作成される型
  8. NULL:変数に型が指定されていない

いま一体何の型を使っているのかがわからなくなることがよくあります。型をチェックしたい場合は

var_dump

変数の型と値を出力する。
var_dump(変数);

という命令を使います。例えば、

<?php
$a=100;
var_dump($a);

とすれば、

int(100)

と表示されます。

変数の出力

次に、出力ですがechoという命令を使用します。

echo

変数を出力する。
echo 変数;

使用例ですが、例えば

<?php
echo '出力される文字';

というように、「echo」という関数を使います。この場合、

出力される文字

と出力されます。

クォーテーション「’」とダブルクォーテーション「”」の違い

出力の際、「’」で囲むか「”」で囲むかで意味が若干異なります。「’」だと中身をそのまま出力してくれて、「”」だと中身に変数があると認識して出力してくれます。例えば、

<?php
$a=100;
echo '値は{$a}です。<br>';
echo "値は{$a}です。";

なら

値は{$a}です。

値は100です。

と出力されます。”で囲んで表示する変数はわかりやすくするために{}で囲んでおきましょう。なお、改行「\n」などエスケープ文字も”なら使用できます

変数の組み合わせ表示

もし変数を組み合わせたい場合は

$a='山田';
echo 'こんにちは、'.$a.'さん!';

と「.」によりつなげます。例えば、次のようなプログラムを作ってみました。

<!doctype html>
<html>
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>変数と出力</title>
</head>
<body>
<p>
<?php
$a='りんご';
$b=123;
echo $a.'は'.$b.'円です';
?>
</p>
</body>
</html>

<?phpと?>で囲まれた部分がPHP言語となります。htmlなしでPHPだけなら最後の?>は通常省略します。

このプログラムを実行すると

りんごは123円です

と表示されます。

著者:安井 真人(やすい まさと)