Pythonの準備
2015年11月17日:Python
プログラミング言語はたくさんありますが、ここでは近年でてきたPython(パイソン)という言語について紹介していきます。Pythonは、文法が少なくシンプルな構造になっているため、初心者でも簡単にプログラミングできます。また、スクリプト言語のため、コンソールで命令すればその命令を実行してくれます。クラウドストレージで有名なDropboxやコンピュータ・グラフィックスソフトであるMAYAにもPythonが使われています。使いやすいのでちょっとプログラムを組むさいに重宝します。では早速インストールしましょう。
Pythonのインストール
Pythonのインストールは以下のページから行います。
Downloadから自分の環境にあったもの(Windows,Macなど)を選びダウンロードします。
いろいろなバージョンのPythonが選択できます。好きなパージョンを選んでください。ここで、バージョン3.5.0をダウンロードしました。ダウンロード後はファイルを実行してインストールを行ってください。
インストールが終わったら試しに使ってみましょう。Macならターミナル、Windowsならコマンドプロンプトを起動します。そして、
python
として実行します。ここで、pythonのバージョンが3なら
python3
とします(ここでは、バージョン3.5.0をインストールしたので、python3を実行)。すると、以下のように表示されます。
無事、pythonをインストールすることができました。
1+2
と入力すると
3
と表示されます。終わるときは
exit()
とします
エディタ「SublimeText」での設定
コンソールでコードを書いてプログラムをつくるのはシンドイです。できれば、エディタでコードをかけたほうがいいです。そこで、エディタ「SublimeText」でコードを書いてコンパイルする方法を紹介します。
まずは、以下のページからSublimeTextをダウンロードし、インストールしましょう。
SublimeTextを実行して以下のコードを書きましょう。
import sys print(sys.version)
そして、test.pyで保存します。ここで拡張子.pyはPythonのファイルであることを意味します。次に、SublimeTextのToolsにあるBuildを選択します。すると、コードがビルドされ、下の方に
2.7.10 (default, Jul 14 2015, 19:46:27)
[GCC 4.2.1 Compatible Apple LLVM 6.0 (clang-600.0.39)]
[Finished in 0.2s]
と表示されます。2.7.10がPythonのバージョンです。見ての通り、バージョン2であり3ではありません。どうやら、python3ではなくpythonという命令を実行したようです。python3で実行できるようにSublimeTextの設定を指定しましょう。
そのために、Tools->Build System->New build system…を選択します。そして、
{ "cmd": ["python3", "-u", "$file"], "file_regex": "^[ ]*File \"(...*?)\", line ([0-9]*)", "selector": "source.python" }
としてSublime Text 2/Packages/Userに名前は「python3.sublime-build」で保存します。
次に、Sublime Text 2->Preferences->Setting -Userから、Preferences.sublime-settingsというファイルを開きます。そして、
{ "build_env": { "PATH": "/usr/local/bin:/usr/bin" } }
とし、build_envを追加しましょう。
上記のことをすると、Tools->Build Systemにpython3ができるので、これを選択してBuildしましょう。すると
3.5.0 (v3.5.0:374f501f4567, Sep 12 2015, 11:00:19)
[GCC 4.2.1 (Apple Inc. build 5666) (dot 3)]
[Finished in 0.1s]
と無事バージョン3が実行されるようになります。
著者:安井 真人(やすい まさと)
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